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増える小学生の留学 人気の理由と親が注意すべき問題点

2018年04月05日 [ 人気 問題 小学生 留学 ]

短期の海外留学に挑戦する小学生が増えています。

少し前から定着しつつある
「親子留学」
に加え、
ここ最近少しづつ増えてきているのが、
小学生が単身で渡航して、
現地の学校の寮に滞在したり、
ホームステイしたりしながら、
学生生活やアクティビティーを体験する
「子ども留学」
と言われるものです。

親子留学や子ども留学など、
小学生の留学が増えている理由として、
ジュニア留学に実績のある
ウインテック留学センターの
留学カウンセラー・位田麻美さんは、こう話します。

「国際化や英語の教科化などへの関心から、
海外での楽しい経験をきっかけに、
英語や外国に興味を持ってくれたら……
と考える親御さんが増えているようです。
その中には、
中学生や高校生になってからの
正規留学への足掛かりにしたい
と考えているご家庭も少なくないようですよ」

親子留学で定評のある
留学コンサルタントの万浪るりさんも、
「2、3週間の滞在で、
ドラマチックに英語力が伸びることはありませんが、
『英語をもっと話せるようになりたい』
と感じて、
帰国後に英語の勉強に
意欲を見せるお子さんが多いようです」

と言います。
特におすすめの時期は、
世界中の子どもたちが長期休みに入る夏だそうです。

「夏は欧米の語学学校などが
世界中の子どもたちを対象に開催する
サマーキャンプが多く、
プログラムも充実しています。
語学学校のサマーキャンプは、
きちんと研修を受けた現地の大学生などが
リーダーとしてケアしてくれるところが多いので、
安全面でもおすすめです」

と位田さん。

ただし、注意しなければならないのは
日本の小学校の夏休みは
ヨーロッパよりも始まるのが遅いため、
8月になってからだと日本人だらけ……、
ということもあるそうです。

「さまざまな国の子どもとの交流を希望されるのであれば、
 夏休み中でも早めの時期がおすすめです」
(位田さん)

留学中は慣れない海外での生活に
親の心配も尽きませんが、
親がフォローの仕方を間違えると、
せっかくの留学体験が
無駄になってしまう可能性もあるといいます。

「親子留学の場合は、
 親御さんはついいつものように
 先頭に立って行動してしまいがち。
 でも、せっかくの機会です。
 例えば
 『ママは空港のことはわからないから、
  バス乗り場まで連れて行ってね』
 とお子さんに案内係を頼んだり、
 スーパーマーケットでの
 支払いをする係をお願いしたりと、
 自分で考えて行動する機会にするのもいいですね」
と万浪さん。

位田さんも
「お子さま単独での留学中は何かと心配ですが、
 かといって親御さんから連絡を入れてしまったら、
 せっかく一人で頑張ろうとしている
 本人の挑戦を邪魔することにもなりかねません。
 何かあればきちんと連絡が入りますので、
 安心してエージェントに任せてください」。

手や口を出すのではなく、
そっと見守ることこそ、
親の最大のサポートと言えそうです。


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