カボチャなどウリ科の野菜の苦味に注意 食中毒で脱毛 初の症例報告も
2018年05月27日 [ ウリ科 脱毛 野菜 食中毒 ]
皆さん、
カボチャを料理した時に
時折、中々煮えない
硬くて苦みのある部分があるのに
気が付いてらっしゃるでしょうか?
この苦みのある
カボチャなどのウリ科植物は
強い毒性を持っている事があり、
脱毛症の原因にもなり得る
と言う論文が
米国医師会の雑誌
「JAMA皮膚科学」の
2018年五月号に掲載されました。
論文によると、
苦いカボチャを食べた女性二人が食中毒になり、
その後、体毛が抜けた、
と言う症例が報告されています。
フランスの皮膚科医
フィリップ・アスリー氏は特異な二つの症例を報告、
ありふれた植物が持つ毒性と、
脱毛症の間に存在する
これまでに知られていなかった
関係を明らかにしました。
一人目の患者はフランス人女性で、
苦みのあるカボチャスープを食べた直後に、
吐き気を覚え、
王都と下痢が一日程度続き、
一週間後には
頭髪と陰毛が抜け始めました。
アスリー氏の論文によれば、
女性の家族も同じ食事をとりましたが、
女性より少ない量のスープしか飲んでおらず、
食中毒の症状は出たものの、
脱毛症には至らなかったと言います。
二人目の患者も女性で、
ウリ科の野菜が入っている食事をしたところ、
激しい嘔吐を伴う食中毒の症状が出ました。
一緒に食事をしていた人たちは、
この野菜が苦かったため、
この野菜を食べませんでした。
この女性は約3週間後に
頭髪がかなり抜け落ち、
脇や陰部も重度の脱毛症状を引き起こしました。
ウリ科の植物の食中毒で
脱毛が確認されたのは、
これらの事例が初めて
ウリ科の植物は有毒で苦みのある
ククルビタシンと言う成分を含んでいる場合があります。
この苦みはウリ科の栽培植物では、
品種改良によって取り除かれていますが、
昆虫によって栽培品種が他花受粉し、
野生や観賞用の植物と交雑することがあります。
アスリー氏はASPに対して
「ウリ科の苦みは一種の警告だと受け止めるべきだ」
として、
「子供に残さず食べるように強いるべきでは無い」
と述べました。
アスリー氏によれば、
3年前にドイツで
ズッキーニが入ったシチューを食べたことによる
ククルビタシン中毒で一人が死亡しています。
カボチャやウリ科の野菜は
とっても美味しいのですが、
食べる時には苦みに要注意です。
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