厳しいGWの渋滞、効率的に回避する裏ワザは?
2018年04月29日 [ ゴールデンウィーク 回避 情報 渋滞 裏技 ]今年は28日からゴールデンウイーク(GW)に突入しました。
行楽や帰省など
高速道路で移動する方も多いはず。
不快な渋滞をうまく回避するには
いつ、どんなルートを選ぶのがよいのだろうか。
高速道路各社
(東日本、中日本、西日本、本州四国連絡高速道路など)
の予測を踏まえて、
2018年の「傾向と対策」を探ってみた。
目次
■下りは3割強が3日、
上りは3・4・5日とも高水準
まずは全体の動向をつかんでおこう。
今年は曜日と祝日
(4月29日=昭和の日、5月3日=憲法記念日、
5月4日=みどりの日、5月5日=こどもの日)
との関係から、
5月1日と2日の平日の2日間をはさんで
前半の「3連休」と
後半の「4連休」に分かれる。
5月5日のこどもの日が土曜日と重なり、
後半の連休が1日減ってしまうので、
後半の連休に
渋滞がより集中する傾向があるようだ。
各社が予想した渋滞回数(10キロ以上)
を棒グラフにすると、
下り線も上り線も
後半の連休に集中しているのが分かる。
下り線では
特に後半の連休初日の5月3日に
全体の3分の1にあたる
62回の渋滞が発生するため、
この日に移動を予定している人は
注意が必要。
上り線も5月5日に51回、
4日に43回、
3日に41回
発生する見通しだ。
下り線、上り線とも
例年と比べて、
かなりの高水準になっている。
ちなみに昨年のGWは
2日間の平日をはさんで
前半が「2連休」、
後半が「5連休」。
予測段階で渋滞回数が最も多かったのは、
下り線だと5月3日で38回、
上り線だと5日で45回。
GW全体では下り線が119回、
上り線が186回だった。
手っ取り早い対処法としては、
下り線では5月3日を避けて
平日の1日や2日などに移動すれば
渋滞はかなり少なくなる。
一方、上り線では
5月5日を避けて
翌日の6日に移動する
というのもお薦めの選択肢。
「多くの人が連休の最終日を
休息にあてるので、
それをあえて逆手に取るという裏技」
(中日本高速道路)だ。
とにかく多くの人とは
できるだけ異なる日付、
時間帯、
ルートを選択するのが
渋滞を避ける鉄則。
渋滞のピークになる時間帯を
休憩や食事にあてるなど
なるべく工夫してみた方がよいだろう。
■下りは「相模湖IC」「伊勢原BS」「花園IC」で各2回
次に全国の具体的な渋滞発生箇所を分析してみよう。
上に示したのはGWに
全国の高速道路で発生する予定の
30キロ以上の渋滞をす
べて網羅した表であす。
下り線では計11回、
上り線では計17回発生する見通し。
昨年の予測段階では
下り線が10回、
上り線が15回だったので、
今年の方が渋滞がやはり多いようです。
下り線では5月3日と4日に渋滞が集中し、
「相模湖IC」(中央)、
「伊勢原BS」(東名)、
「花園IC」(関越)
でそれぞれ2回発生すると予想。
5月3日には
「花園IC」で全体で最長の
50キロ渋滞(発生時間帯5〜16時、ピーク9時)、
「相模湖IC」で45キロ渋滞(同4〜18時、同5時)
が発生する見通し。
同日にこの付近を通過する人は
何らかの対策が必要だろう。
西日本では唯一、
5月3日に「鳥栖JCT」(九州)で
30キロ渋滞(発生時間帯7〜15時、ピーク10時)が
予想されているので
頭に入れて移動したい。
■上りは「大和TN」4回、「高坂SA」3回
上り線では17回の渋滞のうち
12回が5月4日と5日に集中する。
「大和TN」(東名)で最も多い4回、
「高坂SA」(関越)で3回、
「小仏TN」(中央)、
「加須IC」(東北)、
「上河内SA」(東北)、
「舞子TN出口」(神戸淡路鳴門)
でそれぞれ2回発生する見通し。
特に5月5日の「舞子TN出口」では
全体で最長の50キロ渋滞
(発生時間帯14〜翌0時、ピーク19時)、
同日の「高坂SA」では45キロ渋滞
(同12〜翌1時、同18時)
が発生すると予想されているので
移動には注意が必要。
西日本では
「舞子TN出口」のほかに、
5月3日の「大津IC」(名神)と
4日の「向島BS」(西瀬戸)でも
それぞれ35キロの渋滞が予想されている。
■「花園IC」「相模湖IC」「高坂SA」「舞子TN出口」での渋滞回避例
最後に一覧表で着色した
45キロ以上(ピーク時)の渋滞4カ所の
具体的な回避例について紹介しておきます。
5月3日(下り線)――
関越自動車道の「花園IC」で発生する
50キロの渋滞では、
通常だと約30分で通過するところ、
9時のピークには約1時間40分かかると予測。
もし東側の「大泉JCT」を
同日の5時以前、
または16時以降に通過すれば
所要時間は35分で済むとみられる
(7時または13時ごろ通過すれば
所要時間は1時間強)。
「花園IC」では
下り坂から上り坂に変わるサグ部で
速度が低下し、渋滞になりやすいので、
速度を一定に保つような運転を心がけたい。
5月3日(下り線)――
中央自動車道の「相模湖IC」で発生する
45キロの渋滞では、
通常だと約35分で通過するところ、
5時のピークには約2時間15分かかると予測。
もし東側の「高井戸IC」を
同日の4時以前、
または18時以降に通過すれば
所要時間は35分で済むとみられる
(ピークにあたる5時から9時ごろ通過すれば
所要時間は2時間強)。
「相模湖IC」では特に
2キロ東側の上り坂にさしかかるサグ部で速度が低下し、
渋滞が発生しやすいので、
速度を一定に保つような運転を心がけたい。
5月5日(上り線)――
関越自動車道の「高坂SA」で発生する
45キロの渋滞では、
通常だと約30分で通過するところ、
18時のピークには約1時間30分かかると予測。
もし北側の「高崎JCT」を
12時以前、または翌1時以降に通過すれば
所要時間は約35分で済むとみられる
(15時または22時ごろ通過すれば所要時間は1時間強)。
「高坂SA」ではサグ部や本線合流後に
渋滞が発生しやすいので、
「この先ゆるい上り坂
無意識な速度低下に要注意」
「合流後左車線キープ」
などの横断幕や表示の指示に従って
運転するように注意したい。
5月5日(上り線)――
神戸淡路鳴門自動車道の「舞子TN出口」で発生する
50キロの渋滞では、
通常だと約40分で通過するところ、
19時のピークには約2時間30分かかると予測。
もし南側の「西淡三原IC」を
13時以前、または翌0時以降に通過すれば
所要時間は約40分で済むとみられる
(16時または22時ごろ通過すれば
所要時間は1時間30分強)。
「舞子TN出口」では
「垂水JCT」から第二神明道路方面や
一般道へ流出する車両が渋滞するので、
大阪方面へは
「布施畑JCT」を経由するルートなども
検討してみた方がよいだろう。
日々の高速渋滞は
天候、事故、災害などの発生により随時変化します。
常にニュースや気象情報、交通情報、
各高速道路会社のホームページ
などに注意して
安全で快適な運転を心がけたいものです。
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