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何処に座れば一番安全?クルマの座席、位置によって安全性が異なる?

2018年05月15日 [ 安全性 座席 違い ]

皆さん、車に乗る時にどこに座るか?
意識されたことはありますか?
運転される方はともかく、
数人で同乗するときには
どこの席が一番安全なのでしょうか?

交通事故の死亡者数で見ると助手席が少ない

年々、交通事故による死亡者数は減ってきています。
考えられる理由は大きく二つ
一つは事故そのものの減少。
もう一つは、
乗車している人を守る機能が進歩したこと。

現在の車は
衝突実験後に
ドアがスムースに開け閉めできるのは
当たり前と言えるくらい
キャビンの変形が
抑えられるようになってきています。

更に各種のエアバックが装備されるようになって、
致命傷を負うケースも減りました。
実際、平成29年の自動車乗車中の死者数は
1221名で、
平成19年の2032名に対して、
半数近くまで減っています。

では、本題です、
座る場所によって
車に守られる度合いと言うのは
変わってくるのでしょうか?

警視庁が発表した
「平成28年における交通死亡事故について」
と言うレポートによると、
自動車乗車中における
交通事故の死者数1338名の内、
運転席が1004名、
助手席が155名、
後部座席等が179名
となっています。
一目瞭然、
運転手が亡くなっているケースが圧倒的。

まあ、そりゃあ当然ですよね、
事故の場合、運転手のみ乗車、
と言う場合が少なくありません。
逆に運転手が乗ってない場合は
余程特殊な場合を除いては
あり得ません。
ですから、
この数字だけで運転席が一番危険
と言うのは
見方として間違っていますね。

注目すべきなのは、
平成18年度の数値を100とした時の
座席別死者指数です。
どの座席も死者数は減っていますが、
運転席55、
助手席43
と半減してるのですが、
後部座席は86
と減少の割合が低い。
実際、
以前は助手席の死者数の方が多かったのに、
平成27年以降は逆転、
助手席の方が安全な場所になっています。
皆さんよく考えてください。
乗車割合からすると、
助手席の方が乗車率は多いのにですよ。

理由を考えると、
エアバッグなどの安全装備が
運転席だけでなく、
前席の方が充実してるから
とも考えられない事も無いのですが
そう言うわけでもなさそうです。

警視庁のリポートには次のようにあります。

 自動車乗車中死者の
シートベルト着用状況を見て見ると、
全体の42%は非着用であり、
座席別に見て見ると、
後部座席等は運転席や助手席と比べて
非着用の割合が高い。

シートベルト非着用時の死亡率は、
着用時の場合の約14.5倍も高くなっています。

衝突安全ボディとなった現在、
乗車中に無くなってしまうかどうかを分けるのは、
シートベルトを装着するか否か
によると言っても過言ではないようです
ベルトをしていなかったばっかりに
社外に放り出されてしまい、
それが致命傷となってしまうケースも少なくありません。

交通事故のニュースでも
運転手は軽傷なのに
後席乗員が亡くなってしまった
と言った事故を目にすることはあるでしょうが、
おそらくシートベルトの装着が
分かれ目となってしまったのでしょう。
因みに、乗車中に
後部座席等で亡くなってしまった人の
57%はシートベルト非装着だったと言います。
逆に助手席では71%の方が
sh-とベルトを装着していたにもかかわらず
亡くなったことを考えると
(つまり、シートベルト装着の有無にかかわらず
 死亡事故になる様な大きな事故だった
 と考えられる)、
後席の死亡者は
シートベルトを装着するだけで、
ぐっと減らせるはずです。

【参考】警察庁:平成29年における交通死亡事故 の特徴等について
警察庁:平成28年における交通死亡事故について


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