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第三の脂肪、異所性脂肪は内臓脂肪とも異なる臓器の脂肪!

2018年05月02日 [ 内臓脂肪 生活習慣病 異所性脂肪 第三の脂肪 脂肪 臓器 ]

ジャンクフードなどが主な原因とされる
アメリカやイギリスなどでの
生活習慣病
今や3人に1人が肥満といわれていて、
糖尿病、高血圧、更には動脈硬化といった
生活習慣病が蔓延しています。

ところが日本国内において
肥満人口はアメリカの約10分の1、
にもかかわらず
生活習慣病の発生率はアメリカとほぼ同じ。

これは一体どういうことなのでしょうか?

それを理解するにはまず、
体内の脂肪について理解する必要があります。

体内の脂肪には
「皮下脂肪」と
「内臓脂肪」
がある事は良く知られています。

皮下脂肪は皮膚の直下の脂肪細胞に存在する脂肪で
比較的落とし易いとされている脂肪です、
内臓脂肪は内臓の周りの脂肪細胞に存在する脂肪で
比較的落としにくい脂肪とされています。
しかしここにきて、
心臓やすい臓など、
私たちの命を支える重要な臓器細胞に蓄積する
「第三の脂肪」
の存在が明らかになってきました。

実は、この「第三の脂肪」は、
極めて高い毒性を持っていて
「生活習慣病の真犯人」
とさえ考えられているようです。

この「第三の脂肪」
都合の悪い事に
特に日本人には溜まり易い
と言う事が解ってきたのです。

何故でしょうか?

日本人の食生活を考えれば一目瞭然です

元来、日本人の食と言えば、
野菜中心で動物性タンパク質と言えば
海や河川、湖からの魚介類がほとんどでした。

ところが明治以降、
明治政府の勧めもあって
西洋の文化が入り初め、
それに伴い食も西洋化が進みました、

明治以前
何千年と受け継がれてきた食文化が
そこで大きく変化しました。

私たち日本人の内臓は
何千年かけて
食文化に合うように作られてきたのですが、
急激な肉食の普及に未だ対応出来来ていないのです。

力士は1日に6000Kcalも摂取しますが、
意外と、健康診断では
血糖値やコレステロール値は正常で、
動脈硬化の心配も全くない、
という人が多く

逆に、標準体型の人ほど、
コレステロール値や中性脂肪値が高い
という現象が顕著になっています。

と言う事は、
「太っている=不健康!」
とは必ずしも
言えなくなってきているのです!

前出の力士の場合は、
皮下脂肪が多いために、
内蔵脂肪が少なく、
この第三の脂肪が付きにくく

標準体型や痩せ型の人には
皮肉な事に、
この「第三の脂肪」は付きやすい
ということがわかってきているようです。

この第三の脂肪のことを
「異所性脂肪(いしょせいしぼう)」
といいます。

「異所」、
本来あるべきでは無いところ
だからたちが悪い

その「異所性脂肪」について
ある番組で
「肥満は悪くない?」
という内容で放送をしていましたが、
「肥満しても大丈夫なのだ!」
「やせなくてもOKだ!」
などと危険な誤解をしている人が多いようです。

番組の冒頭に
次のようなナレーションがありました。
「やせたネズミの血糖値は358で異常、
 太ったネズミは105で正常」
「68.5kgの男性が73.5kgに太った結果、
 血糖値は246から109に改善」
「異所性脂肪を減らし、
 糖尿病を予防するには皮下脂肪を増やすこと」

それらの解説を聞くと、
肥満している視聴者は
誤解して安心するのも頷けます。

ところが、
そこに次のような疑問が生じます。

「やせたネズミと太ったネズミの
 体重に占める脂肪量の割合は?」
「2匹のネズミに与えていた
 エサの内容は同じか、違うのか?」
「2匹のネズミの運動量に違いはないか?」

「68.5kgと73.5kgの
 それぞれの体脂肪率は?」
「5kg増加した体重の内、
 脂肪量で何kg増えたのか?」
「男性の食事内容は、
 68.5kg時と同じか?
 それとも変わったのか?」
「5kg体重が増えるまでの間の
 運度量は、太る前と同じか?」

「皮下脂肪だけを増やす方法は?」

それらの疑問は、
科学的に「肥満は悪くない」
と証明するための最低限の条件であります。

まあこれは理系の人間からしたら当然ですよね。

「エサと食べ物」と「運動量」の内容によっては、
「脂肪量の比率」「血糖値」
「皮下脂肪か、内臓脂肪か、異所性脂肪かの蓄積」
などが異なってきます。

すでに述べたように、
力士やプロレスラーのように
体格が大きい、
または、体重だけでは
肥満であるかどうかは分からないのである。

さらに、脂肪の沈着する部位が、
皮下組織か、腹腔内か、
あるいは異所性脂肪として臓器なのかは、
摂取食物のバランスと
運動習慣によって決まるのです。

特に皮下脂肪量を増やすためには、
運動習慣が不可欠である。

同番組では、
異所性脂肪の対策として、
「食生活の改善」と
「毎日、1万歩、歩く」こと
としています。

ハンバーガーを食べる回数を
減らすことはできるかもしれない。
しかし、
普通に生活している人が、
毎日、1万歩、歩けるでしょうか?

異所性脂肪は、
分解・燃焼は
脂肪細胞よりも早い事は解っています。
皮下脂肪や内臓脂肪の細胞は、
球状であり
膜内に中性脂肪として蓄えられている。
膜内の中性脂肪を分解し
燃焼させるためには、
膜を通り抜けるために
酸に変換する必要があります。

ところが、
異所性脂肪は
球状ではなく、
脂肪そのものが膠状になって、
臓器に付着している。
したがって、
脂肪細胞のように
膜を通過するプロセスの必要がないので
分解・燃焼が早いのだそうです。

糖尿病などを予防するには、
従来から指摘されているように、
健全な食生活の実践と
運動習慣が必要です。
ですから、
異所性脂肪を無くするために、
特別な手段は必要ありません。

運動不足解消のために、
ストレスを感じながら連続1万歩、
毎日歩く必要はありません。
家庭で、
職場で、
こまめに体を動かす習慣を
身につけることです。
連続の1万歩でなく、
断続的な運動であっても、
その効果は同じだそうです。
「10分×10回=100分の運動」でいいのです。


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